保育園の参観日のこと、1年後に思い出した出来ごと。
僕は以前、保育園の参観日で、5歳の女の子にガチで怒られたことがある。
しかも、同じ理由で2回。
いや、完全に僕が悪かったんだけどね(笑)。
今回は、そんなちょっと情けない父親の話。
そして、その女の子との約1年後の出来事。
保育園最後の参観日
今は小学1年生、6歳になった娘。(2026年当時)
これは約1年前、娘がまだ5歳で、保育園に通っていた頃の話。
娘の保育園最後の参観日が、たまたま僕の休みだった事もあり、僕が参加した。
前半は、教室でおもちゃを手作りしたり、チームに分かれてゲームをしたり。
娘と一緒に楽しく過ごし、特に問題もなく終了。
問題が起きたのは、その後だった。
おにぎり作りで大はしゃぎ
後半は広い部屋に移動して、親子で少し早めの昼食作り。
子供たちが小さなおにぎりを握り、味噌汁をもらって、デザートのパフェも自分たちで作るという内容。
親は基本的に見守り役。どうしても困ったときだけ手伝うルールだった。
僕と娘が同じテーブルになったのは、Rちゃん(仮名)と、そのお母さん。
Rちゃんとは、普段の送り迎えで何度か顔を合わせたことがある。
僕は子供相手だと、ついついふざけてしまうタイプ。
この日も例外ではなかった。
娘とRちゃんを巻き込んで、
「これっくらいのっ♪」
「おべんとばこにっ♪」
なんて歌いながら、遊んでた。
いや、楽しかったんですよ。
僕が(笑)。
そんなことをしているうちに、ふと周りを見渡すと……。
ほかの子たちは、もう全部作り終わっている。
食べ始めている子までいる。
一方、うちの娘はというと、
まだ最初のおにぎりを握っていた(笑)。
ちなみに、一緒に遊んでいたRちゃんは、お母さんが上手にフォローしていて、少し遅れながらもちゃんと進んでいた。
……うちだけ、完全に出遅れている。
原因は明白。
僕がふざけすぎた。
5歳児からのありがたいご指導
「やべぇ、時間ない!」
急に焦り始めるてぃま。
娘に向かって、思わず言ってしまった。
「おまえ、ちょっと急ごう!」
すると、横から声が。
「おまえって言っちゃダメだよ。」
えっ?
声の主は、なんとRちゃん。
5歳の女の子に、言葉遣いを注意された40歳の父親。
「あっ、ごめんね!」
素直に謝るてぃま。
いやぁ、しっかりした子だなぁ。
……なんて感心している場合ではない。
娘のおにぎりが、まだ完成していない(笑)。
そこからは、もう大慌て。
娘を急かしながら、なんとかおにぎりを完成させ、続いてパフェ作り。
そして、ようやく最後のチョコソース。
これをかければ完成!
……というところで、娘がチョコソースをこぼしてしまった。
僕が急かしていたせいもあったと思う。
それなのに、焦ったてぃまの口から飛び出したのは、
「ちょっ、おまえ何してんの!」
その瞬間。
「おまえっていうな!」

今度は、結構な剣幕だった。
もちろん、またRちゃん。
さっきより明らかに怒っている。
てぃま、5歳児から2度目のお叱りを受ける。
一瞬、言葉を失っていると、Rちゃんのお母さんがびっくりした様子で謝ってくれた。
いやいやいや!
悪いのは完全に僕です!
「いや、僕がごめんなさい。Rちゃんもごめんね。ありがとう。」
そう謝ると、プリプリしていたRちゃんも、また笑ってくれた。
なんとか娘のパフェも完成。
残り時間も少なく、急いで食べて、その日の参観日は終了した。
……何しに来たんだ、僕は(笑)。
それから約1年後
参観日のあとも、Rちゃんとは送り迎えのときに何度か顔を合わせた。
普通に話してくれたし、少しふざけて遊ぶこともあった。
お母さんも変わらずニコニコしてくれていたので、ひとまず安心。
その後、娘たちは卒園。
小学校に入学し、あの日の出来事も少しずつ記憶から薄れていった。
そんなある朝のこと。
娘がぐずって、学校に行きたくないと言い始めた。
なかなか気持ちが切り替わらず、とうとう集団登校の集合時間に間に合わなくなってしまった。
僕も妻も仕事がある。
結局、妻が車で学校まで送っていくことに。
僕は仕事場が逆方向だったので、心配しながらも妻に任せて出勤した。
その日の仕事を終え、家に帰ってから話を聞くと……。
妻が学校の校門まで娘を送ったものの、娘はそこで泣いてしまったらしい。
どうしたものかと困っていた、そのとき。
Rちゃんが娘に気づいて、近寄ってきてくれた。
そして、泣いている娘の手を引いて、学校へ連れて行ってくれたという。
……Rちゃん。
あのRちゃんか。
あの日の「おまえっていうな!」
妻から話を聞いたとき、真っ先に思い出したのが、1年前の保育園の参観日だった。
「おまえって言っちゃダメだよ。」
「おまえっていうな!」
大人相手でも、ダメなことはダメと言える子。
そして今回、困っている友達を見つけたら、自然に手を差し伸べられる子。
あのときのRちゃんと、今回のRちゃんが、僕の中ですっとつながった。
もちろん、僕が見たのはRちゃんのほんの一面だけ。
Rちゃんが僕から見てどんなに良い子でも、娘とこれからどんな友達関係を築いていくかは、子供たち自身が感じて決めること。
それでも、泣いている娘を助けてくれたと聞いて本当にうれしかった。
娘はいい友達に恵まれたなぁ。
しみじみ、そう思った。
同時に、ちょっと反省もした。
僕は関西出身で、昔から「おまえ」なんて言葉をわりと普通に使ってきた。
でも、今住んでいる地域では、僕の関西弁が少しキツく聞こえることもあるみたい。
もちろん、関西弁だから仕方ない、なんて言い訳にはならない。
ましてや、あの日は自分がふざけすぎて時間がなくなったのに、娘を急かしてしまった。
そりゃ、怒られるわ(笑)。
子供たちの友達関係に、親の言動で余計な影響を与えないように。
自分のためにも、娘のためにも、言葉遣いにはもう少し気をつけよう。
せめて、自分が間違えた時にはごめんなさい、助けてもらえばありがとう、たとえ相手が5歳の女の子でもそれが素直に言える父でありたい。
子供たちにも、そうあってほしい…改めてそう思った、てぃまでした。
Rちゃん。
あの日は叱ってくれて、ありがとう。
今回も娘を助けてくれて、本当にありがとう。
次に会っても、またおふざけしようね(笑)。
おしまい。
